なつたより

 「なつたより」は長崎県農林技術開発センターで長崎早生と福原早生を組み合わせ育成され、平成21年に品種登録された新しい品種です。従来の品種に比べ大玉で、果肉が柔らかく食味に優れ、長崎びわの新たなエースとなりました。

 果実は丸みを帯びており、重さは60gと、茂木種と比べて丸くて大きい果実です。

 なつたよりは、茂木種に比べて果肉は柔らかくジューシーで、糖度も高く食味良好です。

 長崎県果樹試験場(現在の長崎県農林技術開発センター果樹・茶研究部門)で、長崎早生と福原早生(ブランド名:長崎甘香)を交雑して誕生した品種で、平成21年に品種登録がなされました。
 成熟は茂木種より速く、5月中旬~下旬ごろに出荷されます。

 なつたよりは冬の寒さに弱いびわです。そこで、生産者によっては寒害からなつたよりを守るために、冬季は「簡易ハウス」で保温する取組みを進めています。これにより、皆様に安定して「なつたより」をお届けできるのです。