ひとくちに「びわ」といっても、種類はさまざま。それぞれに特徴ある長崎びわをご紹介します。

 「なつたより」は長崎県農林技術開発センターで長崎早生と福原早生を組み合わせ育成され、平成21年に品種登録された新しい品種です。従来の品種に比べ大玉で、果肉が柔らかく食味に優れ、長崎びわの新たなエースとなりました。

 早生品種の代表格、「長崎早生」。寒さに弱いことから、ハウスで 栽培されています。 収穫は、早い年には1月にされることもあります。 果肉はやわらかくジューシーで、上品な甘さが口の中に広がります。

 江戸時代、長崎で一人の女性が唐びわの種子をもらい受け、その種子を播いたことが始まりとされる「茂木種」。
 長崎市茂木地区で栽培が普及したことからこの名がつきました。
 栽培面積は全国シェアの54%。長崎びわの主流となっています。

 果実が大きく、ボリューム感はトップクラス。
ほとんどがハウスで栽培され、その大きさと美しさを保つため、大切に栽培されています。店頭では、「長崎甘香」の名称でお目にかかれます。